10.食・農の体験をしよう

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ページ番号1013426  更新日 令和5年2月24日

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作物を持つ手
農林漁業を体験して、食や農林水産業への理解を深めましょう。

日本が目指す「食育の環」!

「食育の環」からわかること

食べることは、生涯にわたって続きます。
「食育の環」を表す図は、国が定める食育推進基本計画の中で生涯にわたって大切にしたい食育の全体像です。
「食育の環」は、「健全な食生活」を営むために生まれる食を通じた様々な循環を表現しています。
 

食育の環を表す図

わたしたちが生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むためには、「健全な食生活」が肝心です。
「健全な食生活」が営まれるためには、大きく2つの「食育の環」が関与しています。

  1. 生涯にわたる食の営みの循環としての「食育の環」
    妊産婦や、乳幼児から高齢者に至るまでのライフステージごとに家庭、学校・保育所、地域などの各段階において、切れ目なく食育活動が実践されること。また、ライフステージごとにこれまで培った食生活や食文化を次世代へと受け継がれていく様子を表しています。
     
  2. 生産から食卓までの食べ物の循環としての「食育の環」
    私たちの食卓にあがる食事ができるまでには、食事を準備する調理者や飲食店、食材を作る生産者や流通など多くの人や環境が関与しています。「健全な食生活」が営まれる食卓を支えている食べ物の循環を表しています。

このように私たちの食生活は、それぞれの「食育の環」が循環することにより成り立っています。
特に、生涯にかけて「健全な食生活」を持続させるためには、食生活の基盤となる生産から食卓までの「食育の環」は必要不可欠です。
では、みなさんが日頃食べている食材は、どのような循環を経て手元に届いているかご存じですか?

農林漁業体験をしよう!

農林漁業体験とは?

各地で農林漁業を体験できる例として、稲作や農作物の栽培を含む農作業、酪農や水産業などの見学や体験などがあります。具体的には、米づくりや野菜づくりなどに取り組んだり、乳しぼりやえさやりなどの牧場作業を行ったり、地引網やのり養殖などの作業を行うことなどを体験することです。
農林漁業体験をすることが、食や農林水産業への理解を深めることにつながります。

農林漁業体験をした人の半数以上が得た変化とは?

農林水産省では、食育に関する意識調査を実施しています。
農林漁業体験に関する設問では、農林漁業体験に参加した人の参加後の変化を問いました。
 

農林漁業体験に参加して変化したこと
農林漁業体験に参加して変化したこと(農林水産省HPより)

農林漁業体験に参加したことのある国民の半数以上が、「自然の恩恵や生産者への感謝を感じられるようになった」と回答しています。
実に百聞は一見に如かず。生産から食卓までの「食育の環」は、実際に農林漁業体験に参加することで理解が深まります。
この経験に付随して、国産品を選んだり、苦手な野菜なども食べられるようになったりなど「食」に対する様々な考え方に変化をもたらしているようです。

農林漁業体験をするとそのほかにもメリットが!

農林漁業体験をすることがどんな効果をもたらすのでしょうか。
日本人を対象とした研究からは、農林漁業体験をしている人はそうでない人と比較して多くのメリットが報告されています。

  • 農林漁協体験は、食べ物に対する意識や関心の変化と関係している
    子どもでは「食べ物を大切にする」「食べ物への関心が高まる」「野菜を食べる量が増える」
     
  • 農林漁協体験は、食べ物に関する意識や知識と関係している
    子どもでは「食に対する関心や感謝の気持ちが高い」「旬の野菜や郷土料理などを知っている人が多い」
    高齢者では「食に関する意識が高い」
     
  • 農林漁業体験は、食べ物の嗜好と関係している
    子どもでは「栽培した野菜を好む人が多い」 「食事の好き嫌いがない人が多い」
     
  • 農林漁業体験は、食べ残しなどの食行動と関係している
    子どもでは「食べ残しが少ない」
    成人や高齢者では「主食・主菜・副菜 をそろえた食事をしている人が多い」「野菜を食べる頻度が高い」
     
  • 農林漁業体験は、心の健康と関係している
    子どもでは「緊張や不安、怒りが低下する」
    成人や高齢者では「心の健康の状態が良い」

農林漁業体験は、食や農林漁業への理解を深めるだけでなく、体験した人が自然と食に対する意識を向上させていたことがわかります。
また、そのほかに海外での研究結果からも多くのメリットについて報告されています。
詳しくは、農林水産省のホームページもあわせてご確認ください。

実際に農林漁協体験をするには?

農林漁業体験をしたことがない理由に「体験に参加する方法がわからないから」と回答する人が多くいます。
農林漁業体験ではどんな体験をどこでできるのか。
農林水産省では、農林漁業体験に関する情報を集約しています。
ご友人やご家族と一緒に参加したり、おひとりでの参加もできます。
子どもから大人までのどの世代にもぜひ、体験していただきたい「食育」のひとつです。

食育ピクトグラムチャレンジレシピ

旬の野菜をつかって!「かぶとかぼちゃの簡単コーンスープ」

スープの写真

生産の技術が向上し、様々な食材を1年中購入することができるようになりました。
農林漁業体験を通し、実際に食物を育てる体験をすると食材の旬に詳しくなることが期待されます。
旬の食材は、栄養価が高くおいしいことが魅力的です。
いまの時期に旬を迎える「かぶ」をつかった簡単メニュー。ぜひ、チャレンジしてみてください。
 

材料(4人分)
かぶ(大)・・・・・・2個
かぼちゃ  ・・・・・・200g
コンソメの素  ・・・・1個
水 ・・・・・・・・・2カップ
クリームコーン缶 ・・200g
塩  ・・・・・・・・  ひとつまみ
こしょう  ・・・・・・適宜
作り方
1.    かぶはくし切り、かぼちゃは一口大の大きさに切る。
2.    なべに分量の水を沸かしコンソメの素を溶かす。そこへかぶとかぼちゃを入れてやわらかくなるまで煮る。
3.    クリームコーン缶を加えて塩、こしょうで味をととのえる。

 

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康づくり課 健康づくり室
〒413-8550 熱海市中央町1-1
電話:0557-86-6294 ファクス:0557-86-6297
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。