7.災害にそなえよう

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ページ番号1013177  更新日 令和4年11月21日

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災害にそなえよう
いつ起こるかも知れない災害を意識し非常時のための食料品を備蓄しておきましょう

災害大国“日本”

令和3年7月3日。熱海市にとって忘れることができない災害「熱海市伊豆山土石流災害」が起きました。被災者された方はもちろん、被災されなかった方にとっても決して他人事として考えることが出来なかったことでしょう。

平成23年に起きた東日本大震災、平成28年の熊本地震など立て続けに起きた大きな地震は、その被災した様子をテレビを観ながら誰もが不安に感じたことでしょう。そして、いつしか起こるかもしれない東海地震に脅威を感じている方も多くいると思います。また、この数年で起きている日本各地で発生する豪雨災害の多さにも、伊豆山の災害を思い重ね不安を募らせる市民も多くいることと思います。

予想していない災害が突如として起きている今日この頃。私たちにできることは、普段から災害に対して準備を行うことしかできません。災害を食い止めることが出来なくても災害に対する備えをすることで被災した時に命をつなぐことが出来るかもしれません。

「備えあれば憂いなし」。今一度、自身の防災に対しての準備を確認してみましょう。

備えあれば憂いなし(いざと言うときの食料の準備)

災害が起きてから食料支援がはじまるまでには時間を要します

災害の大きさにもよりますが、大きな災害によって物流が止まってしまう(または止まることが予想される)と、被災地域のスーパーやコンビニでは陳列棚から食料品や生活用品が品薄になることがあります。これは、物流の遮断も原因ですが、災害による不安から“食料品や生活用品の確保”を過剰に行う方々が増えるためと考えられます。

物流に問題なければ一時的な品薄状態から回復しますが、物流が止まってしまうと一番に困ることは食べることです。そのような時には、外部からの食料支援を受けることがありますが、物資が届くまでには2日以上(災害の規模によっては数日)かかる場合があります。

 

支援物資の配布場所は指定避難所です

もし、災害が起きた時に避難する避難場所はどこにあるかご存じですか。市が指定する避難所では必要最低限の避難生活ができるためにの準備(毛布・水・若干の食料など)がされています。また、外部からの食料支援があった場合の食料の配布の拠点は、避難所が想定されています。指定されていない避難所(または自身で自宅に留まる方)には、用意された食料をお渡しする算段が整いません。

そのような方は被災者として把握が難しいため、支援の対象から外れる場合があります。その為、日ごろからの備えを万全に行う必要があります。

 

熱海市の指定避難所            

 

熱海市の指定避難所
場所名 救護所
泉小・中学校

あり

伊豆山小学校 あり
熱海中学校  
桃山小学校  
第一小学校 あり
第二小学校 あり
西部コミュニティー防災センター  
熱海高校  
多賀小学校 あり
多賀中学校  
網代小学校 あり
初島小・中学校 あり

 

何を、どのくらい準備すればよいのか

大人1人分7日間を目指して

大規模地震直後は、物流がストップすることが予想されるため、まずは家庭で1週間程度は自活する備えが必要です。とはいえ、非常食で7日間分備蓄するのは大変なことです。日ごろの防災の意識から、食料品の買いだめに心がけ、工夫しながら家庭での備蓄食品を用意しましょう。

日ごろの食材を常に多めに用意する

  1. 主食になるもの  米・パックご飯・パン類・乾麺・カップ麺・シリアル・餅など
  2. 主菜になるもの  鯖缶・焼き鳥などの魚や肉の缶詰・レトルト食品・高野豆腐・※卵・冷凍食品 

※冷蔵庫・冷凍庫は災害時に停電になった場合でも、開閉を極力少なくすれば数時間~翌日までの保存が可能で   す。また、卵は常温で数日保存が可能です(加熱すること・ひびが入っていいないこと)。

     3.副菜になるもの  乾物(ひじき・わかめ・切り干し大根など)

            根菜類(ごぼう・イモ類・玉ねぎなど)

            フルーツ(みかん・りんごなど)

  4.その他  フルーツ缶詰・インスタントスープ・野菜ジュース・お菓子など

 

停電・断水・ガスの停止 すべてのライフラインが遮断された時に備える

    1. 水  大人1人当たり1日3リットルで考える   

       ※大人2人の場合:1週間で2リットルのペットボトルを3ケース程度

  2. 日持ちのする食品(防災備蓄食品)

    ・糖質が摂れる食品:乾パン・アルファー米など

    ・たんぱく質が摂れる食品:ロングライフ牛乳 (賞味期限:1~3カ月)

                 充填豆腐(賞味期限:1~2カ月) 

    ※加熱処理をしなくても食べられます。

  3.カセットコンロの準備

    ※ボンベ1本90分程度使用可(ボンベは数本用意をしましょう)

  4. ラップ・アルミホイル・耐熱性のビニール袋

    ※断水のためお皿が洗えません。そのためお皿にラップなどをかけて利用します。    

特に守りたい大切な家族のために

食料支援の食料は万人向け。個人にあった食料は自身で備えることをお勧めします。

食料支援は様々な団体から順次送られてくることが予想されます。しかし、数に限りがあったり種類が豊富にないなど、必要な方に必要なものが届くわけではありません。また、支援物資のほとんどが万人向けな食品が多く、小さなお子さんや高齢者、また持病がある方やアレルギーがある方などに適した食品があるとは限りません。

守りたい家族がいる家庭こそ、日ごろからの災害に備えた準備が必要です。

 

・高齢者

普段の食事が「硬くて食べにくい」「むせやすい」など、食事に工夫を必要とするご高齢の家族の方がいる場合、高齢者向けのレトルト商品を用意しておくとよいでしょう。

・赤ちゃん

粉ミルクはもちろん、断水も考えて使い捨ての哺乳瓶を用意するとよいでしょう。また、液体ミルクは賞味期限が長いため(6カ月~1年)日ごろのお出かけ用のミルクと兼ねて、防災用として準備することもお勧めです。

離乳食が始まった赤ちゃんには、ベビーフードの用意もするとよいでしょう。

・持病がある方(食事療法をしている方など)

高血圧や糖尿病、慢性腎臓病など持病がある方は、災害が起きた時に支援された食材だけを食べていると、体調を崩してしまうことが考えられます。日ごろ、気を付けている食事内容で保存が効くものを数日間分用意しましょう。

・アレルギーがある方

食事アレルギーがある方は、災害が起きた時に支援された食材を一つひとつ原材料の確認をして食べなくてはなりません。日ごろから食べ慣れている食品で保存が効くものを数日間分用意しましょう。

 

備蓄した食材は、定期的に賞味期限のチェックをして“美味しく”食べる

食料の備えを万全にしたら、次は賞味期限のチェックを忘れずに

防災用備蓄食品の賞味期限は様々で長いものでは3年以上のものも多数あります。備蓄食品として準備しておくと、つい賞味期限が過ぎてしまうこともしばしば。

備蓄食材を定期的に食卓に出し、備蓄食品の入れ替えを行うことを“ローリングストック”といいます。ちょっとした意識を日ごろから行い、常に家庭に食材を置くことを気にしてみませんか。

食育ピクトグラムチャレンジレシピ

さば缶を使って「洋風さばじゃが」

さばじゃが

水産缶詰の賞味期限期限は3年程度です。最近、体に良いとされテレビなどに紹介されているさばの缶詰は大ブーム。「骨ごと食べられてカルシウムが摂れる」「動脈硬化症予防になる魚の脂肪酸“EPA”“DHA”が豊富」などが人気の秘訣のようです。

さば缶を使った美味しい煮物を紹介します。

 

材料(2人分)

さば水煮缶   1缶(200g)

じゃがいも   2個

たまねぎ    半分

サラダ油    大さじ1

トマト缶    半量(200g)

コンソメの素  小さじ2

砂糖      小さじ1

水       50ml

粉チーズ    大さじ1

作り方
  1. じゃがいもは、皮をむいて乱切りにする。玉ねぎは薄切りにする。
  2. フライパンにサラダ油を熱し1を入れ、玉ねぎがしんなりするまで炒める。
  3. フライパンに蓋をして強火で3分ほど加熱する。
  4. トマト缶、コンソメの素、砂糖、水を加えて、蓋をしてじゃがいもが柔らかくなるまで中火で煮込む。
  5. さば缶を汁ごと加え、汁気がなくなるまで煮込む。
  6. お皿に盛り、粉チーズをかける。(彩りに乾燥パセリなどがあるとよい)

 

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康づくり課 健康づくり室
〒413-8550 熱海市中央町1-1
電話:0557-86-6294 ファクス:0557-86-6297
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。