【彫刻】銅造延命地蔵菩薩像及脇童子像

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ページ番号1017164  更新日 令和7年5月20日

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銅造延命地蔵菩薩像及脇童子像

よみ:どうぞうえんめいじぞうぼさつぞうおよびわきどうじぞう

種別:彫刻

指定日:昭和52年(1977)4月25日

員数:3躯

所在地:伊豆山日金1151

所有者・管理団体:般若院

解説

〈法量〉総高(輪光を含む)356cm 像高224cm 台高96cm、脇童子像総高 掌善91cm 掌悪93cm

 本尊は地蔵菩薩の半跏像で錫杖、宝珠を持ち、反花蓮華座、背を輪光を有する大作である。本尊に作者銘はないが、脇童子像に大工横山半右衛門正重とある。

 本尊の台座に「武州江城の住 大工長谷五郎兵衛宣隣作 宝珠朝倉清兵衛内儀」「願主法印盛算」、光背の台座に「施主岸之坊□□ □心坊長森善満坊、斉等宗順、中田弥次兵衛、中田与兵衛、和田伊兵衛、地盤之施主、駿州上小林村 飯田甚兵衛」、掌善童子の背に、「奉鑄造願主法印盛算、掌善童子一軀 為月湲道□菩提也 施主豆州平田之郷、秋山三郎右衛門忠次、寛文十一年辛亥年四月五日、大工横山半右衛門正重」、掌悪童子の背に、「願主法印盛算、施主十方檀徒作年寛文十一年辛亥年四月五日、大工横山半右衛門正重」の銘文がある。

 日金山地蔵堂は中世から「死者の霊の集まる山」として、地蔵信仰を伊豆・相模・駿河にわたって集めていて、修験道跡として貴重な地である。          

   引用・参考文献:熱海市教育委員会編1990『熱海の文化財』

このページに関するお問い合わせ

教育委員会 生涯学習課 文化交流室(施設担当)
〒413-8550 熱海市中央町1-1
電話:0557-86-6232 ファクス:0557-86-6606
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