COPD(慢性閉塞性肺疾患)に関する取組

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ページ番号1013101  更新日 令和5年10月6日

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COPD(慢性閉塞性肺疾患)啓発事業を実施しました

新型コロナウイルス感染症の重症化リスクの高い病気の一つにCOPD(慢性閉塞性肺疾患)が挙げられます。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、息をする時に空気の通り道となる気管支が炎症を起こし、肺への空気の流れが悪くなり、息切れや咳、痰が頻繁に出て呼吸が息苦しくなる病気です。

熱海市では、令和4年度よりCOPDの積極的な診断や適切な治療を促すために、株式会社キャンサースキャンと官民連携を図ったモデル事業を実施しまいりました。この度、本事業が終了しましたので市民皆様にご報告いたします。

啓発の対象者

1.40歳以上の国民健康保険被保険者のうち、過去にCOPDの治療歴があり、令和4年7月時点で過去6カ月間にCOPDの治療歴がない方。

2.令和4年度特定健診を受診した方のうち、喫煙歴などのCOPDを引き起こすリスクが高い方。

啓発の方法

対象となる方に啓発リーフレットを封書で送付しました。

・2022年11月30日 対象者1(治療中断者)の1回目の受診勧奨

・2023年2月28日   対象者2(ハイリスク者)の1回目の受診勧奨

・2023年5月10日   対象者1,2への2回目の再勧奨

事業結果(受診に繋がった方)


医療機関受診率は以下の結果となりました。

    医療機関受診率(COPDでの医療機関受診者/効果検証対象者)


1 COPDの治療を継続していないと考えられる方  

    20.0%(5人/25人)


2 COPDの治療歴がなく、令和4年度の特定健診の問診票で喫煙習慣があると回答した方

      14.1%(25人/177人)

 

まとめ

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、喫煙と深い関係があり、治療をしないまま放置することで症状が悪化し、全身に影響を及ぼします。40歳以上の人口の8.6%、約530万人の患者がいると推定されていますが、大多数が治療をしていない状態にあると考えられています。

熱海市では、喫煙者が県内喫煙率に比較して高いことが課題として挙がっており、喫煙とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の関係性を啓発し、治療が必要な方に受診を進めることが重要となっています。本事業に取り組み、COPD(慢性閉塞性肺疾患)啓発を行ったことで受診に繋がる方がいました。今後は、喫煙対策の一つにCOPD(慢性閉塞性肺疾患)予防の視点を加え、引き続き丁寧な啓発を行うことが重要です。

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康づくり課 健康づくり室
〒413-8550 熱海市中央町1-1
電話:0557-86-6294 ファクス:0557-86-6297
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。